「民泊の料金、どうやって決めたらいいの?」
「高すぎても安すぎてもダメだし…」
民泊を始めるにあたって、多くの方が悩むのが「料金設定」ではないでしょうか。
料金設定は、民泊の収益を大きく左右する、非常に重要な要素です。しかし、難しく考える必要はありません!
この記事では、民泊の料金設定の基本を、5つのステップでわかりやすく解説します。初心者の方でも、この記事を読めば、自分の民泊にぴったりの価格を見つけることができますよ!
5つのステップで、あなたに最適な民泊料金を見つけよう!
この記事は、Small biz運営チームが作成しました。
ステップ1:民泊運営にかかる費用を把握する

まずは、あなたの民泊運営にかかる費用を把握することから始めましょう。費用を把握することで、「最低限、これだけは稼がないといけない」というラインが見えてきます。
民泊運営にかかる費用は、大きく分けて「固定費」と「変動費」の2つがあります。
固定費
固定費とは、民泊の稼働状況に関わらず、毎月必ず発生する費用のことです。例えば次のようなものになります。
- 家賃(賃貸物件の場合)
- 住宅ローン(持ち家の場合)
- 水道光熱費(基本料金)
- 通信費(インターネット回線、Wi-Fiなど)
- 火災保険料、地震保険料
- 固定資産税、都市計画税
- 減価償却費(建物、設備など)
- 民泊管理代行手数料(代行業者を利用する場合)
変動費
変動費とは、固定費とは違い、民泊の稼働状況によって変動する費用のことを言います。例えば次のようなものです。
- 水道光熱費(使用量に応じた料金)
- 清掃費(外注する場合)
- リネン費(クリーニング代など)
- アメニティ費(シャンプー、リンス、歯ブラシなど)
- OTA(民泊予約サイト)手数料
- 消耗品費(洗剤、トイレットペーパーなど)
これらの費用を合計し、1ヶ月あたり、1日あたりに換算して、最低限必要な収入を把握しましょう。例えば、固定費が月額10万円、変動費が1泊あたり3,000円の場合、月に15泊の予約があると仮定すると、1泊あたりの最低必要収入は約9,700円(固定費÷15泊+変動費)となります。この金額を下回る価格設定では、赤字になってしまう可能性が高いので注意が必要です。
固定費と変動費の計算って言われても難しいんだけど…。どうすればいい?
最初は概算でいいよ。運営を始めてから実際の数字を記録して、3ヶ月程度で見直すのがオススメ。税理士さんに相談するのもいいかもね。
ステップ2:競合物件の料金を調査する

次に、あなたの民泊の周辺にある競合物件の料金を調査しましょう。競合調査は、あなたの民泊の適正価格を見極める上で、非常に重要な情報源となります。
競合物件を調べる際は、以下の点に注目しましょう。
- 物件タイプ: 一軒家、アパート、マンションなど
- 間取り: 1R、1LDK、2LDKなど
- 広さ: 平米数
- 設備: Wi-Fi、キッチン、洗濯機、浴室乾燥機など
- 立地: 最寄り駅からの距離、周辺環境など
- 宿泊料金: 平日、週末、祝日、シーズンごとの料金
- レビュー: 宿泊者の評価、口コミ
これらの情報を、Airbnb、Booking.com、Rakuten OyadoなどのOTAサイトで調べることができます。
OTAサイトって?
OTA(Online Travel Agency)サイトは、インターネット上で宿泊施設の予約ができるウェブサイトのことだよ。
ステップ3:あなたの民泊の強み・弱みを分析する
競合調査の結果を踏まえ、あなたの民泊の強みと弱みを分析しましょう。強みは価格設定にプラスの影響を与え、弱みはマイナスの影響を与えます。
例えば、以下のようなものが強み・弱みになります。
- 強み
- 駅から近い
- 広い
- 設備が充実している
- 内装がおしゃれ
- 眺めが良い
- ペット可
- 駐車場付き
- 周辺に観光スポットが多い
- 弱み
- 駅から遠い
- 狭い
- 設備が古い
- 築年数が古い
- 周辺に騒音施設がある
あなたの民泊の強みは、積極的にアピールし、価格に反映させましょう。弱みについては、改善できる点は改善し、改善できない点は、価格を下げる、または他の強みでカバーするなどの対策を考えましょう。
ステップ4:初期価格を決定する

ステップ1〜3で得られた情報を基に、あなたの民泊の初期価格を決定します。
初期価格は、以下の計算式で算出することができます。
初期価格 = (損益分岐点 + 利益)÷ 稼働率
- 損益分岐点: ステップ1で計算した、最低限必要な収入
- 利益: あなたが民泊で得たい利益
- 稼働率: 1ヶ月のうち、どれくらいの日数が予約で埋まるか(予測値)
ただし、この計算式はあくまで目安です。競合施設の価格や、あなたの物件の強み・弱みなどを考慮して、最終的な価格を決定しましょう。
最初は、競合施設よりも少し安めの価格に設定し、レビューが集まってきたら徐々に値上げしていく、という方法もオススメです。
【計算例】
2LDKの自宅の一室を民泊として運営する場合を考えてみましょう。
固定費(月額):
- 水道光熱費増加分:10,000円
- Wi-Fi代:5,000円
- 保険料:3,000円
変動費(1泊あたり):
- 清掃費:3,000円
- 消耗品費:1,000円
目標利益(月額): 50,000円
予想稼働率: 30%(月9日)
計算手順:
- 月間固定費 = 18,000円
- 月間変動費 = (3,000円 + 1,000円) × 9日 = 36,000円
- 必要月間収入 = 固定費 + 変動費 + 目標利益
= 18,000円 + 36,000円 + 50,000円 = 104,000円 - 1泊あたりの必要金額 = 104,000円 ÷ 9日 = 11,556円
この計算例では、1泊12,000円程度に設定することで、目標利益を達成できる計算になります。ただし、競合調査の結果、この価格が市場価格と大きく異なる場合は、稼働率や目標利益を見直す必要があります。
稼働率って、どうやって予測すればいいの?イメージがわかないんだけど…。
最初の頃は30-40%程度を目安に設定して、実績に応じて調整していくのがオススメだよ!
ステップ5:価格を調整する
価格は、一度決めたら終わりではありません。定期的に見直し、必要に応じて調整しましょう。
価格を調整する際は、以下の点に注意するといいです。
- 予約状況: 予約が少ない場合は、価格を下げる、またはキャンペーンを実施する。
- 競合施設の価格: 競合施設が価格を変更した場合、自施設の価格も見直す。
- 季節変動: 観光シーズンやイベント開催時など、需要が高まる時期には価格を上げる。
- 曜日: 週末や祝日は、平日よりも価格を上げる。
- レビュー: 宿泊者のレビューを参考に、価格設定を見直す。
価格調整は、データに基づいて行うことが重要です。予約状況や競合施設の動向、レビューなどの情報を定期的に分析して、その結果を価格設定に反映させましょう。また、価格調整を行った後は、その効果をしっかりと検証することも忘れずに!
まとめ
この記事では、民泊の料金設定について、5つのステップでご紹介しました。適切な料金設定は、収益を最大化し、持続可能な民泊ビジネスを実現するための重要な要素です。ステップに従って慎重に価格を設定し、定期的な見直しを行うことで、あなたの民泊事業を成功に導くことができるでしょう!
【免責事項】
この記事は、一般的な情報提供を目的としており、法的助言を提供するものではありません。最新の情報や詳細については、必ず関係機関にご確認ください。



